ボタニカルライフ

2021.11.13

最近読んだ、いとうせいこうのボタニカルライフ。ベランダで孤軍奮闘しながら植物を育てるエッセイです。
著者の植物に対する接し方、言い表し方がとてもユーモラスで楽しい1冊です。一方植物が枯れてしまった時などの悲しさは、僕もベランダで植物を育てているので共感できます。このエッセイの中に酔芙蓉の章がありますが、思い出してしまいました。
以前住んでいた向島での事を。
小さな苗の酔芙蓉を買ってきて、地植えにしたら3mくらいまで大きくなり、奇麗な花もたくさん咲きました。道行く人がきれいですね、と言ってくれたりもしました。引っ越すことになり、大家に話したところ酔芙蓉を切ってくれ、と言われノコギリでその木を切りました。その時の幹の匂い、重さは今も鮮明に残っています。こうなることは、わかっていたのに、、、自分の浅はかさを責め、酔芙蓉に謝りました。
最近、以前住んでいた家の近くに用事があったので、こっそり昔の家を覗いてみました。僕が好きだったミミナグサ、ツユクサ、ドクダミ、カタバミやミズヒキがあった南の庭はコンクリ-ト敷に。酔芙蓉があった東側は砂利敷に。殺風景な風景に様変わりしていました。でもよく見ると、北側の玄関近くに小さい酔芙蓉が生えていました。思わずガッツポーズです。植物は強いです!
向島からもってきた、ユキノシタは過酷な環境(日当たりの良いベランダ)の中、がんばってくれています。

酔芙蓉

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