デイヴィッド・ホックニ-

2023.10.09

東京都現代美術館にデヴィッド・ホックニ-展を見に行きました。
80歳を超えているとは思えないほどの若々しさを作品に感じます。色彩の鮮やかさやユーモア。そしていまだに表現方法を模索している姿勢にです。
印象的な作品は正方形のキャンバスに描かれた「両親」。母は正面を向き画家をみていますが、父は本を手に取り下を向いています。画家の視線は花瓶のチュ-リップに向いているようです。家族3人の視線が交わらない中、背景の余白と相俟って孤独を感じさせる作品に見えました。チュ-リップの鮮やかさが余計にそう感じさせるのです。あと「ノルマンディ-の12カ月」は本当に素晴らしかったです。鮮やかな色彩と気持ちのいい風景。ただただ楽しかったです。ちょっとオ-バ-かもしれませんが人生賛歌、人生は素晴らしいよ!ってホックニ-が言っているみたいです。
30年前にもホックニ-を見に行きました。当時は会場の磯崎新設計の水戸芸術館現代美術館を見たくて行ったんだと思いますが、作品も覚えていました。「シリアのイメ-ジ」あの時も今回も好きな作品です。これからも楽しい作品を作り続けて欲しいです。

長久保健二設計事務所
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