ゲストハウス現場

2024.02.13

ゲストハウスの現場が始まりました。解体工事で現れた小屋組は洋小屋でした。方づえ(斜め材)や、はさみ釣り束(梁を両側から挟む板材)、箱金物(束と梁を緊結する金物)が特徴的です。
大きな材を必要としないので昔は経済的な小屋組だったそうです。架構が露になった姿はいつもながら感動的で、空間の大きさや積み重ねてきた時間を感じさせてくれます。
今回の計画ではこの洋小屋を一部だけ表しにしてその姿を切り取ったり、押入の床を抜いて吹抜けを作ったりします。
古い建物なのでやはり色々と不具合が見つかりました。問題点をクリアしながらイメ-ジした空間になるように設計監理を行っていきます。

長久保健二設計事務所
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