佐原①

2025.06.10

前回のブログでご紹介した佐原リノベは、計画のお話をいただいてから完成するまで約7カ月でした。その間、計画段階の打ち合わせや現場が始まってから合間を見て佐原を散策しました。小旅行気分にさせてくれた佐原をご紹介します。
佐原といえば小野川沿いに江戸の商屋や町屋が軒を連ねる街並みで有名ですが、魅力はそれだけではありませんでした。
佐原駅の近くに道路を跨いだ大きな鳥居が見えます。諏訪神社の大鳥居で街の歴史を感じ身が引き締まる思いがします。しばらく進むと白い鳥居が現れその先が境内です。諏訪神社の本殿は128段の石段を登った先にあるのですが、豊かな緑あふれる自然の中に作られた本殿への1本の軸線(参道~石段)がよかったです。石畳の参道では杉並木の間から、縦に切り取られた周囲の景色がリズミカルに展開します。すると意識は境内を超え周囲の山に向かい、そして石段を登ると緑に包まれ静寂が増し、清々しい気持ちになり意識が内へ内へと向かう気がします。そして登るにつれ木々の間から本殿の屋根が見え、徐々に全体が見えてきます。本殿の見せ方がとてもドラマチックで、その上自然を感じながら徐々に精神性を高めていく構成は神社仏閣の特徴なのかもしれません。

―つづく―

photo1 小野川沿いの眺め
photo2,3 諏訪神社の石段
photo4  諏訪神社本殿   

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